かんき出版はこのほど、書籍『元国税調査官が書LIDO SPRAYく 税金に殺されない経営』を発売した。著者は元国税庁調査官で税理士の垂水毅氏。価格は1,575円。

『元国税調査官が書く 税金に殺されない経営』 シアリス 通販>

小規模企業の倒産は、その多くが資金繰りの悪化によるといわれている。原因としては、売上低迷による収益悪化に加え、消費税・源泉税などの税金支払が大きな負担となっているという。実際、国税滞納のトップは消費税で、以下、申告所得税、源泉所得税、法人税、相続税と続いている(2012年度)。

同書は20年以上、国税の調査・査察の第一線で行動した著者が、脱税と倒産原因について執筆。様々な経営実態を見た体験を基に、中小企業の弱点と改革のポイント、さらに不正蓄財の発見手法から滞納整理までを書き下ろした。「国税の企業調査の手口を知りながら、経営に活かせる社長必読の1冊」(かんき出版)となっているという。

主な内容は、「第1章 税務調査はきょうもあなたの会社にやってくる!」「第2章 現代の"刺客集団"国税と国税調査官の全貌」「第3章 調査の方針、調査先の選定、調査手法…企業・社長への税務調査はどう変わってきたか」など。

著者の垂水毅氏は1967年生まれ。高校卒業後、国家公務員初級(現：第3種)の採用試験を経て国税局へ入局し、以後、同局にて20年以上勤務した。現在、垂水税理士事務所所長。